工場で検査やチェックの見落としミスを避けるための3つの方法とは?

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見落としてませんか?

EXCEL工場長の滝岡です。

突然ですが、あなたは月に何回ほど
見落とししてますか?

街中ですれ違った後ろ姿美人のお顔を拝めなかった!というのも見落としですね!(女性の方いらっしゃったらすみません。。。)
見なければならないもの(見たかったもの)を見れなかったという点では見落としです。

会社で仕事をしているときも、見落とししていませんか?
もちろん、あなたが作成した資料も同じです^^
おっと、耳をふさがずに聞いてくださいね!
文章なので目を閉じずに、という方が正しいです。

確実にチェックしたから大丈夫だろーと自信満々で上司に提出したら
すぐさま「ここ間違ってる!」って突っ返されてませんか?

「ない!」とおっしゃるのであれば
あなたはかなり優秀なサラリーマンです笑

大抵の方は(私を含め^^;)
「いや~、しっかり見てるつもりなんだけどね~」
って言いますよね。

本人は見ようとしてるんですよ。
でも結果的に見落としがあったってことは見れてないんです。

現場での目視検査も同じです。

決して手を抜いてるとかじゃなくて
見ないといけないところが視界に入ってないんですよ。

どうすれば見落としミスが無くなるの?

まずチェックすべき点は以下の三つです。

①確認しやすい環境ができているか?
②見るべきところを見れているか? 
③見る力を付ける練習をしているか?

どうでしょうか?
三点とも、できているでしょうか?

それではひとつずつ解説していきますね。

確認しやすい環境ができているか?

まず目の前のものを見るのに絶対に必要な条件があります。
それは光、明るさです。
あ、別にばかにしているわけではありません。

これが当たり前のようで、できていないところが多いんです。

知っていますか?明るさの基準です。
きちんとJIS規格で定められているんですよ。
明るさはルクス(lx)という単位で表します。

JISで定められている代表的な明るさの基準です。

極めて細かい視作業 1,500lx
細かい視作業・設計・製図 750lx
普通の視作業・監視 500lx
倉庫内事務 300lx
粗な視作業 200lx
荷役作業 150lx
ごく粗な視作業 100lx※JIS Z 9110:2010 より抜粋

明るさは照度計で測ります。
そんなに高くないので一台は買っておくべきですね。
今後のためにも役に立ちますから。

測ってみると分かるのですが、
300lxって暗いですよ。
この環境下で「見落としするな!」って言っても
作業者の方に怒られますから。

目視検査であれば750~1,000lxは確保したいところですね。
最近はLEDも安くなってきていますし、
蛍光灯で手元を明るくする方法だって可能です。

目を凝らすような暗さだと
集中力は続かないですし、何より見落としの原因です。
明るい職場を提供してあげて下さい。

明るさの次に注目するのは姿勢です。

腰を曲げるような姿勢や
見上げたり覗き込んだりしていると
体のあちこちがが痛くなってきて
これでは長時間集中力を保てません。

無理な姿勢を作ることなく確認できるように
作業台を傾けたり、鏡を使ったり
体に負担がかからないように工夫してみてください。

明るさと姿勢を変えるだけでも
大きな効果が期待できるほどです。

見るべきところを見れているか?

次に必要な考えは集中と選択です。
目に映るもの全てに目を凝らしていたら
本当に見るべきものが見つけられません。

見る順番と、しっかり見るところと
そうでないところをあらかじめ決めておき
ルール化すれば確認モレも防げます。

ポイントは二点ですね。

①疲れにくい目の動かし方をする導線を作ること。
②見る順番は連続性があり覚えやすいこと。   

です。

文章にすると簡単になっちゃいますが、
実際に決めようとすると、
ものによって人によって全く違う順番になりますからね。

ただ、一番重要なことは、
決めたルールを守ってもらう事です。

突然押しつけのように、
「新しいルールを決めたから従うように!」
では、あなたが効率のいい方法と胸を張って自慢できるようなものであっても大抵は反発されます。
ルールを作るときは作業する方と一緒に作ってください。一見遠回りでムダに時間かかると思ってしまうのですが、一緒に作り上げることによって、自分たちで作ったという気概が生まれルールは守られやすくなります。

作る時間は増えますが、ルールが守られるまでの時間ははるかに短くなります。

急がば回れ、です!

見る力を付ける練習をしているか?

環境が整っていても見るのは人間です。

人間の目の代わりになる最近の技術を駆使した
高性能カメラがあったとしても、
そんなのいくらすると思います?

それこそ目が飛び出るほどの値段がかかりますし、
そうとう資金に余裕がない限りは
そこまでの投資は危険ですよね。

また、見落としした作業者にがみがみ叱っても効果無いです。
その後時間かけて見るだけで結局見落とし率は減りませんし
何より作業時間が増えるだけなのでロスが大きいです。

そもそも、がみがみ叱っただけで能力が向上するのならみんな天才に育ちますよね。
だって、親にがみがみ叱られたことのない人ってどれくらいいます?
そんな楽な方法あるわけないですよ。

そんなありえない額の投資や、精神論に終始するのではなく
行動に落とし込める可能な方法を考えます。

それはずばり、人の「目」を鍛えることです。
目を鍛えれば広い視野が持てるようになります。
すると見落としは減り、短い時間で確認ができるようになります。

それでは目を鍛えるトレーニング方法を紹介したいと思います。

「眼力(めぢから)トレーニング」って聞いたことありますか?
スポーツ選手のトレーニングにも取り入れられていると一時期注目を集めました。
ゲームアプリもありましたね。

大手電子メーカーの「イビデン」(岐阜県大垣市)が
IC製品の目視検査を担当する従業員を対象に導入し
月に数件あった製品不具合の見落としがなくなり
「クレームゼロ」記録を更新したという話もありました。

どういうトレーニングかというと、

1)90秒間にランダムに並んだ数字を1からたどる
2)50秒間に似たような図形の中から同じ形を拾う

と言うような訓練をしたところ
検査員の眼力がぐんぐん向上し見落としが無くなったんですって!

すげー。

実は私の工場でも同じような問題に悩まされていたので、
このトレーニングをEXCELで作ってトライしてみたところ、
効果が見えたのでご紹介したいと思います。

眼力トレーニングシートの作り方

ここでようやくEXCELの登場です。
先ずはこのようにシートを作ります。

次にコードを実行して下さい。

Sub 数字配列変更()

Dim myCell As Range
Range(“a5:j14”).ClearContents

For iNo = 1 To 100

i = 0

Do

Randomize
iRow = Int(10 * Rnd + 1)
Randomize
iColumn = Int(10 * Rnd + 1)

If Cells(iRow + 4, iColumn) = “” Then
Cells(iRow + 4, iColumn).Value = iNo

Randomize
r = Int(10 * Rnd + 1)
Select Case r
Case 1 To 3
Cells(iRow + 4, iColumn).HorizontalAlignment = xlLeft
Case 4 To 7
Cells(iRow + 4, iColumn).HorizontalAlignment = xlCenter
Case 8 To 10
Cells(iRow + 4, iColumn).HorizontalAlignment = xlRight
End Select
Randomize
c = Int(10 * Rnd + 1)
Select Case c
Case 1 To 3
Cells(iRow + 4, iColumn).VerticalAlignment = xlTop
Case 4 To 7
Cells(iRow + 4, iColumn).VerticalAlignment = xlCenter
Case 8 To 1
Cells(iRow + 4, iColumn).VerticalAlignment = xlBottom
End Select

Randomize
fName = Int(10 * Rnd + 1)
Select Case fName
Case 1
Cells(iRow + 4, iColumn).Font.Name = “MS Pゴシック”
Case 2
Cells(iRow + 4, iColumn).Font.Name = “HGPゴシックE”
Case 3
Cells(iRow + 4, iColumn).Font.Name = “HGPゴシックM”
Case 4
Cells(iRow + 4, iColumn).Font.Name = “HGP教科書体”
Case 5
Cells(iRow + 4, iColumn).Font.Name = “HGP創英プレゼンスEB”
Case 6
Cells(iRow + 4, iColumn).Font.Name = “HGP創英角ゴシックUB”
Case 7
Cells(iRow + 4, iColumn).Font.Name = “HGP創英角ポップ体”
Case 8
Cells(iRow + 4, iColumn).Font.Name = “HGP明朝B”
Case 9
Cells(iRow + 4, iColumn).Font.Name = “HG丸ゴシックM-PRO”
Case 10
Cells(iRow + 4, iColumn).Font.Name = “Carbon Block”
End Select
Randomize
Cells(iRow + 4, iColumn).Font.Size = Int((Int(10 * Rnd + 1) – 1) * 3.3 + 10)

i = 1
End If

Loop Until i = 1

Next iNo

End Sub

それっぽいシートができましたね!

このシートを使って、5分間でどの数字まで見つけられるか
集まりやすい朝礼後や昼休憩後の5分間に限定することで集中してもらいます。

応用編として、いたずら心もあいまって
こんなのも作ってみました。

数字以外の文字はテキストボックスです。

もちろん、あなたも作業者に混ざって
トレーニング用紙に向かってやるんですよ。
うんうんうなって。

前向きに取り組もうとする姿を見せれば、
強く反対もできないでしょう。

ただし、ほんとうにやるのではなく、
やる「フリ」をしてください^^

フリをしながら周りの作業者が真剣にやっているかを横目でチェックします笑
真面目にトレーニングに取り組む人もいる一方で
やってるフリをしている人もちらほらいますから。

傍から見てたら明らかに集中しているかどうか分かりますからね。
そういう人には再度「やる意味」を刷り込んでください。

半年もしない内から効果は出てきます。
肝心なのはあきらめないことです。
続けることです。
あなたがあきらめたら昨日と同じ結果が明日も再現されるだけです。

ほんの少しでも変えてみる。
あなたを含めて全員でトライする。
で、成果が出たらみんなの前でめちゃくちゃ褒めます笑
気が付けば楽しんで自らトレーニングするようになってますよ。

見落としがなくなることを期待しています!

他にもこんな方法知ってるよ!とか
もっと詳しく教えて!など
ご感想やご質問があればこちらまでご連絡下さい。

お待ちしています!

無料でも起業法・経営法をしっかり学習
元手20万円で起業し1年目で年商1.1億円(現在6億円)を実現した京都大学MBA取得の講師が、あなたの事業を最短で成功に導きます。

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コメント

  1. イッシー より:

    外観検査員のレベルアップの為になるトレーニング方法を探していたところ、この記事にたどり着きました!
    私もこのシートを使って職場の仲間達とトレーニングしてみたいと思いました
    が!!
    パソコン初心者です
    なのでどう実行すれば良いのかわかりません
    申し訳ありませんがもっと詳しく教えて頂きたいです
    応用もつくれるようになりたいと思ってます

    • 滝岡智 より:

      ご質問ありがとうございます!
      トレーニング、是非ともおススメですよ。
      実際に目視検査力の向上が期待できることだけでなく、「こつこつ努力を続けることが自分のスキルを向上させる」という成功体験を味わってもらう事にもなりますので、部門内のモチベーションアップにもつながります。この練習をきっかけに資格取得の勉強を始めた部員も居ましたよ。

      さて、パソコン初心者ということですが、ブログ内キャプチャのようなレイアウトを作ることはできますか?
      「先ずはこのようにシートを作ります。」の文章のすぐ下にあるExcelの切り抜き画像(キャプチャ)です。

      次にExcelのバージョンによって違いますが、メニュー「表示」→「マクロ」→「マクロの表示」→マクロ名に「数字配列変更」と入力し、作成ボタンを押すと、VBAのウインドウが開きます。
      「Sub 数字配列変更()

      End Sub」
      と表記されているので、ここに「次にコードを実行して下さい。」の文章の下に記載したコードを丸々コピペしてください。
      Excelシートに戻って、メニュー「表示」→「マクロ」→「マクロの表示」→「数字配列変更」を選択して「実行」すればトレーニングシートが作成されますよ!

      一度この手順で試してみてください。

  2. shoー より:

    検査員の目視レベル向上に何かないかと検索をしていたところこの記事にたどりつきました。先日この記事を拝見し、実際に検査員にさせています。みんな集中して楽しんでいたので効果に期待が持てそうです。
    そこでお尋ねですが、応用の編の作り方をご教授いただきたくコメントさせて頂きました。
    図形、アルファベット、記号などを混ぜて作成したいのでお願いします。

    • 滝岡智 より:

      ご質問ありがとうございます!
      楽しく取り組まれる姿勢が素晴らしいですね。きっといい職場なのだと想像します。

      さて、応用編のシートの作り方ですが、これは数字以外は全てテキストボックスに文字列を打ち込んでいるだけです。
      なのでテキストボックスの位置と、打ち込まれている文字列は変化しない仕組みになっています。

      それでも、数字以外の文字列が並んだだけで難易度は上がり、より眼力が鍛えられます。

      蛇足ですが・・・

      前の返信で、この練習をきっかけに資格取得の勉強を始めた社員がいると書かせていただきましたが、
      集中力向上と眼力向上がプラスの働いたのか、トライした三人全員が資格試験に合格していました。

      このトレーニングのお陰です、と話を聞いた時、やっててよかったと目頭が熱くなりました。

      工場内の作業だけにとどまらず、作業員の能力向上に貢献できるトレーニングのようです。

  3. Greetings! Verʏ useful advice within this post!
    It is the little changes that make the largest changes.
    Thanks for sharіng!

    • 滝岡 智 より:

      コメントありがとうございました。
      この記事が変化のきっかけになればうれしいです。